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『鋼』でヒュハボ?2 [二次創作SS]

久しぶりにPCの奥から、SSを拾い上げてみた。

実はコレ、とある方との合同企画『ヒューハボ祭り』の科白お題「愛が足りない」に投稿した華月の作品 ≪ Notice  ~溢れる想いを言葉にしないで...~  ≫ の没ネタだったりする。
でもね、本来ならこれがあの話の前振りだった訳で・・・華月にとっては結構思い入れ深い作品だったりします♪
まぁ、興味がありましたら、読んで遣ってください。ただし、ヒュハボ?とある様に、決してソレらしい場面はありません>苦笑。

プラトニックラブ___って、言葉をご存知ですか?少なくとも華月は、本来ならこの2人の関係は、ソレだと思っております。

それでは、興味のある方は、続きを読む___をクリックしてくださいね♪



こんな風に笑い合えたり

こんな風に語り合えたり

こんな風に抱きしめてくれる腕があるのなら

オレは、彼の人の一番なんかでなくてもいい

そう、こんな風に傍に居られるのならば

オレは、それ以上のモノなど決して望みはしないから・・・

だから、もう少しだけ・・・

そう、もうほんの少しだけ、貴方の愛をオレにもわけて下さい

 

           ――― Always ――― 


                ~例えばこんな日常も~
 


 

___それは、ハボックがいつもと変わらぬ一日を終え漸く一息ついた、とある夜のこと___


 「よっ、また世話になるぞ!」
 「・・・・・・・・・。」
 その日、来客の知らせにハボックが玄関のドアを開けると、そこにはいつもと変わらぬ様子のヒューズがいた。
 しかしハボックはそこに、奇妙な違和感を覚えて怪訝そうに首を傾げると、そんなヒューズの顔を暫く注視する。

 ―――・・・え~っと、今日って中佐、こっち-東方-に来てたっけ?

 「なんだ~、泊めてくれないのか、少尉?」
 ヒューズはそんなハボックの反応にニヤリと相好を崩すと、なにやら考え込んでいるらしい金色の頭に手を遣って、その少し硬めの髪をくしゃりとかき回す。
 「中佐・・・昼間、こっち-東方-に来てましたっけ?」
 ハボックはその、ヒューズが自分に対してみせる何時もの、そしてまるでこどもにする様なスキンシップに顔を顰めながらそう尋ねる。
 「うんにゃ~、今さっき中央から来たとこだ。」
 しかし、ヒューズはそんなハボックの反応には頓着した様子もなく、笑顔でそう答えた。

 ――― そう言われて見れば、確かにいつもと違って手荷物が多い。

 「珍しいっスね?中佐がオレん家に直接来るなんて。」
 ハボックはヒューズのために玄関のドアを大きく開けると、自分はそのまま居間へとスタスタと歩き出す。が・・・
 「ん~、実はこっちで研修があってなぁ。――― 暫く泊めてもらうことになりそうだ。」
 ヒューズのその言葉に、ハボックの足がピタリと止まった。
 「・・・・・暫く・・・って、どれくらいなんスか?」
 そしてハボックは、恐る恐るといった様子でヒューズの表情を窺う様にして要点を尋ねた。
 「あ~?そうだな・・・一週間ぐらい、ってとこか?」
 ヒューズは暫く思案するように首を傾げ、やがてハボックに爆弾宣言を下した。

  ―――・・・一週間・・・ですか?

 「まあその間、よろしく頼むな、少尉。」
 ヒューズはまったく悪びれた様子もなくそう言うと、ハボックの肩を気軽に叩いていた。
 そしてハボックは、と云えば・・・ヒューズのその言葉に思わず天井を仰ぎみ ――― ため息をついた。そして諦めたように呟く。

 「・・・宿泊費、とってもいいっスか?」


 その夜、ハボックが何時もの様にヒューズの寝酒に付き合うと、珍しくヒューズが先に潰れた。
 徹夜明けの疲れきった身体で列車に揺られた後、酒を飲めば・・・まあ、結果は推して知るべし・・・火を見るより明らかではあった。

 「中佐、こんなところで寝たら風邪ひきますよ?」
 ハボックは居間のソファーの上で、寝入ってしまいかねない勢いのヒューズの肩にそっと手を置くと軽く揺する。
 「んあ~? ハボックか。すまんがベッドまで肩貸してくれや。」
 途端にヒューズが、眠そうに目を瞬かせるとハボックの肩を借りて立ち上がりかけ・・・・・・こけた。
 「う~む、足に来たか。」
 そして、そう冷静に自分を評価するヒューズはしかし、半ばハボックに抱き留められる形になっていた。
 それはヒューズ本人にとってはみれば、なんと云う事もないことではあったのだが、一方のハボックにしてみればまったくの所、堪ったものではなかった
 「ちゅ・・・中佐~っ! お願いですから、しっかり立ってくださいよ~?!」

  ――― 真っ赤になりながらも、既にかなり泣きが入っている。

 「な~に泣き言いってるかぁ、少尉~? んあ~、この際だ。このまま、ベッドまで運べ! コレ、上官命令な。」
 「ええっ~~!?」
 ハボックは情けなさそうに声をあげると、それでも仕方なさそうにヒューズを背中に抱え挙げるようにして歩き出す。
 この際、ヒューズの言う通りにした方が__ヒューズの顔を間近にするよりは__ハボックの精神衛生上は楽になる。
 「酷いっスよ、中佐。オレん時なんかは、ベッドに運んでくれなかったじゃないっスか? なのに、自分ン時にはベッドまで運べ、って云うんスね?」

 以前、酒に酔いつぶれた自分をその場に見捨てておきながら、自分はしっかりとベッドで寝ていた前科がある相手に向かって、ハボックは無駄とは知りながらも一応は愚痴ってみる。
 「バーカ、お前みたいなでかいのを、俺が運べる訳ね~だろうが・・・」
 すると案の定、ヒューズはそう言ってハボックの頭をポカリと軽く叩いてきた。
 「・・・中佐。それって、愛が足りないんじゃないっスか?」
 ヒューズのその反応に、ハボックが「はぁ~っ」と、大きなため息をつくと、それから『愛があってたまるか!』といった風な返事を期待しつつ続けてそう愚痴る。
 しかし背中に抱えあげた相手からは、幾ら経っても何の返事もなく・・・
 「ち、中佐?」
 ハボックは、恐る恐る背中に抱えたヒューズを見遣り・・・再びため息をついた。

  そう、彼の人は既に夢の中の住人と化していた。

 「 ――― やっぱ、愛が足りないんスね。」

 ハボックは思わずこみ上げてきた笑いをどうにか堪えると、その次に2階の客室へと続く上り階段を、恨めしげに睨んだのだった。
 
                            END 
 

                  あとがきと云う名の言い訳

さて、ヒュハボ第2弾は如何でしたか?一応この二人の間には、華月なりに考えた馴れ初めとか、親密になっていく過程がある訳です。今回は、ある意味まだハボックの片思いに近いのですが・・・コレからどうなっていくかは、こちらのサイトでやっていたヒューハボ祭りを参考にして下さい♪


因みに、最後の方が少し尻切れトンボなのは、この後に別の騒動がもちあがる予定でして・・・でも、それを載せると収拾がつかなくなりそうで・・・逃げました>笑。
いい加減だなぁ・・・とも思いますが、キリのいいところで止めておくこともストーリー展開としては無難な訳です♪
さて、さて、それではこの辺で失礼します。

 http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=isisu


2006-03-18 23:23  nice!(0)  コメント(0) 

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