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華月のお勧め:特別編<散策の収穫> [華月のお勧め]

久しぶりの「華月のお勧め」での更新は、いつもとは少し趣の違った<散策の収穫>をご紹介♪
まずは最近では決して珍しくなくなったパソコンテレビ、無料配信で御馴染みのGyaOのご紹介です。
<GyaOについては、URL:http://www.gyao.jp/ を参照して下さい(^^)>

         因みに華月は、時折ここで主に昔懐かしのTVアニメを視聴しております。
ええ、わざわざビデオを借りてまで見るほどではなかったり、借りに行くにはちょ~っと恥ずかしいかな?と思われる方には、なかなかお得な配信システムだと思います(^^;
ただ、視聴制限があるのと、自分の好みの配信を待たなければいけない、という難点はあります。
その他には、So-netでも第一話のみ無料配信、以降 e-Coupon1point=1円と換算し、サービス登録を行うと、50ポイント使用で視聴が出来るサービスがあります。
<詳しくは http://www.so-net.ne.jp/ebox/contents.html を参照して下さい>

さて、そのGyaoでは現在『野球狂の詩』が再配信されております。
実はコレ、華月はリアルタイムで見ていました♪
当時としては、1話45分を1時間枠で毎週放送、と云う珍しい形態でのTV放映でした。
リアルな野球界ではまだまだ実現困難な女性選手、ドリームボール     検証では、実現可能な(?)魔球だそうですとか     の存在、個性的なキャラクターなど見所満載ですよ(^^)
因みに華月がこの作品を初めて観たのは彼是10数年以上前のことですので、懐かしいなぁ~とか、おや、こんなエピソードもあったっけ?と云う既視感を覚えましたね。

野球狂の詩 DVD-BOX[キャラクター編+水原勇気編]

野球狂の詩 DVD-BOX[キャラクター編+水原勇気編]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2002/10/23
  • メディア: DVD

因みに上記のお手頃価格版は、2007/06/22に「ハピネット・ピクチャーズ」で販売予定らしいです。

野球狂の詩 (9)

野球狂の詩 (9)

  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: コミックス
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 文庫

 そんなこんなで、『野球狂の詩』関連のサイト巡りをしていたところ・・・また、やっちゃいました(^^;
 えっ?何をやったって?フッ...決まってるじゃないですか。
 ええ、そうですとも...例の如く、キリ番踏んじゃいました~(^0^)/ 相変わらずだな、華月...
 それで、それでですねっ!なんとキリ番リクエストOKとのことでしたので、図々しくもお願いしたところ...と~っても素敵な二次創作SSを頂いちゃいました~(^▽^)/
 折角ですので、ここでご紹介しちゃお~かと思います♪
 ただし、そのサイト様のカップリング傾向が、BLとNCP両方を取り扱っていらっしゃる都合で、ワンクッション置いた方がいいかな?なんて思う訳ですよ。
 そう云う訳で・・・興味のある方は、続きを読む、からどうぞっ!





 こちらの作品は、坂下 之さまのサイト<モズメ>にてキリ番26000番をGETした華月しのぶが頂い  た作品です。
 無断掲載は勿論×なので、その点よろしくお願いします。

 ←坂下 之 さまのサイトへは左記クリックでどうぞ(^^) 閉鎖されました。



ほんのひとときの

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般若の表情は怒りに伏した女性の顔かたちを象徴したものだという。まさか彼女が般若のように恐ろしい顔をしているわけではなく、それどころか可愛らしい顔も仕草もしているというのに…。
しかめ面の水原と向き合って、帯刀は顔は似ても似つかなくても背後に般若が腕を組んで仁王立ちしている様を目の前に、肩身狭くして顔を背けることしかできなかった。

「だから、な、水原…」
「聞きたくありませんわ、ろくに言い訳のできない人の言い訳なんてっ」

下手から出てご機嫌を伺うように声をかけてくる帯刀に、水原は応じる気はなくつんとそっぽを向いて取り合おうとはしない。時々顔を出す気まぐれな彼女は可愛らしいが、一度拗ねると厄介なもので、なんとかご機嫌を取らねばこうして相手にだってしてくれなくなるのだ。
目の前の紅茶を乱暴に啜ってまるで叩き割るかのように机に置く水原の動作で、どれだけ彼女の怒りが大きいのか見て分かる。
原因はといえばこの光景を見て分かるとおり帯刀にあるわけで…。しかし彼からすれば不可抗力というのか、彼女の怒りも分かるがこちらの事情も分かってほしい…と思うのは勝手なことではないのだ、と彼は信じたかった。事の発端はまさか痴話喧嘩でも、ちょっとした浮気心でもないわけで…。

*   *   *   *   *   *


シーズンが終わりを迎えた長期オフ。年末なども重なりこういったシーズンに縛られる職業に就いていると、オフすら取材や特別番組などの出演でオフを潰され、長期オフという名の休みなしに悩まされるのだ。更に体をなまけさせないために自主トレーニングも欠かさず行うのがスポーツ選手の義務であり、決して自分を高めることを怠らないのが常である。
しかしトレーニングを欠かさずに…といっても、取材やらテレビ番組の出演やらなんやらがついて回ると嫌でもトレーニングに費やす時間が少なくなってしまう。長期オフといえども生きがいとする野球のため、できることなら一日中トレーニングに励んでいたいと願う帯刀にとってタレントのような活動に励むのはいささか好ましいことではない。更に硬派で口下手とあらば、それだけで敬遠したくなるのも当然だ。
けれども帯刀守といえば東京メッツ内では注目の選手であり、野球に対する熱意も高いとして報道陣が放っておかない。どれだけ嫌だと思っても断らないのが世の筋、断れないのが帯刀という男だ。気は進まないながらも気分を変えてみれば、取材を通して己の考えなどを改めて見直せるという考え方ができなくも無い。
どれだけ肩をすくめたくなっても、そう思えばこその連日の取材に対応できるからで、だから今こうして平然とした顔をして取材レポーターに向かって彼なりの笑顔を作っていられるのだ。

「では帯刀選手、今日は捕手として東京メッツの投手陣についてお話を伺いたいのですが」

淡々とまるで台本でも読むように話を進める女性記者はなかなかの美人で、資料を捲る指はしなやかに長い。けれどそれを見てなんとも思わないあたり、自分はどこまで野球にばかり身を削っているのだろうかと、年も良い頃ながら帯刀はソファに深く腰掛けて苦笑した。

「やはりエースといえば今年最多二十勝をマークした火浦選手ですが、彼について思うところは?」
「他から見ればエースはやはり火浦かもしれんが、エースというのは個々にいるものだよ」

野球のことを聞かれれば、やはり逃げるための建前よりも本心を表す本音ばかりが前へ出る。野球のことに関すればとたんに熱が出るこの性格を浅ましく思い、心の底で低く笑いながらそれでも思うことを口にした。堅い、けれど誠実である帯刀の性格がよく現れている。

「火浦は速球派というイメージがあるが、技にも長けているね。技術面でも、もちろん精神面でも良い」

けれど俺以上に堅物なところがあるから、操縦はかなり難しいがねと苦笑する。まさにその通りであり、火浦は人間性が、それに投手としても高い評価は得られるけども、一度決めたらよほどのことがない限り、それが間違いでも誰に咎められようと曲げないという、信念はあれど操縦する側としては厄介な部分も持ち合わせていた。

「精神面で一番強いのは清志だろうな。彼は頭が柔らかいから策をすぐに考え出すことができる」

火浦が直感の野球であれば、岩田清志は思考の野球だ。こちらがサインを出せば冷静に判断しそれに応じ、ピンチに追い込まれようとも焦らずこちらが次の手を知らせるまで待つ忍耐強さを持っている。ただし人として優しすぎて、考えすぎてしまいそれを逆手に取られてしまう部分もあるのだが。
このふたりに比べれば人としては難癖つけるところがあるが、勝負には人一倍執着心を持ち、負けず嫌いな性格をしているのが日の本だ。日の本はひょうきんでひねくれ者だけれど、勝負に対する執着心は群を抜いて強い。だからこそ勝利に手が届くまで勝負に拘る強さで相手を圧倒している。だがひとつ決定的な欠点を挙げるとすれば、知ってのとおりの酒絡みである。

「酒にさえ酔わされていなければ、火浦にも劣らない天性を存分に発揮できるんだろうがな」

日の本が生涯愛する酒こそが彼の天性の発揮を邪魔していることを彼はきっと分かっているはずだ。それでも酒を手放さないところは、彼の天真爛漫な性格が出ているのだと帯刀は考えている。きっと彼はそれで人生楽しいのだろう。

「日下部も勝負に対する執着心は強いが、折れるのが早いところが難点だ」

年齢的にもまだまだ未熟な日下部は、ピンチに追い込まれると逆上してこちらのサインすら無視してひとりで突っ走ってしまうことが多い。精神面をもっと鍛え上げればきっと今以上に良い選手になるのだろうが、今は心の未熟さが彼の投手としての成長を妨げていた。

「投手陣の中で印象強い選手といえば岩田鉄五郎さんですが、さすがの帯刀さんも逆らえないのでは?」
「はは、年功序列というわけじゃないがね。彼の気迫にはいつも圧されっぱなしだよ」

東京メッツといえば一番先に思い浮かぶのはやはり岩田鉄五郎だろう。かつてはエースとして名を馳せたというが、今では頑固親父というレッテルを貼られてもおかしくないほどの傍若無人ぶりを発揮している。昔の気迫たっぷりの残像は残せど、年には勝てないところがつらい。年など関係なければ、恐らく誰も勝てない最強の投手なのだろう。そのやかましい口とすぐに出る手さえなければ人間的にも今よりずっとましになるのだろうが…。
取材を受けているうちに、うちの投手陣は称えるべき面と同じくらいどうしようもない面があることが判明した。技術的に弱いとかそういうものではなく、その欠けた点のほとんどが人としての面であることに、帯刀は野球の事に関してなら自分が改善できようものであるが、人としてかけている分にはどうしようもないと落胆の色を隠せずに思わず肩をすくめて苦笑した。
そろそろ取材も終わりに差し掛かったところだろうと息をついていると、記者がそれでは最後に、とそのしなやかな指で持っていたペンを回した。

「唯一の女性投手である水原選手について一言いただけますか」
「     えっ   」

女性記者の質問と、自分のついて出た驚きの声との間にどのくらいの間があっただろう。不意を着いたように出された「水原」の一言に、帯刀は思わず体を強張らせてソファの肘掛けに置いていた手を拳に変えた。意図してしたことではないので、もしかしたら取材陣は変に感づいて不審に思ってしまったかもしれない。
しかし彼女は帯刀のそんな変化にも気付く様子も無く、途切れてしまった会話をつなげようともう一度質問を繰り返す。ペンを回す指先は相変わらずしなやかだった。

「ですから、捕手の立場からして、投手としての水原選手について思うところがあれば」
「あ   、あ、あぁ、そうか、そうだな…」

今までに思うがままに話していた話題が水原に変わっただけのことである。なにも妙に身構えて体を強張らせることは無いのだ。平常心、平常心、と自分に言い聞かせて帯刀はまたも取材に応じたが、頭の中ではまったく別のことがぐるぐると渦巻いていた。
この日はじめての「今思っていること」とは違う「とっさに頭に浮かんだこと」を、帯刀はそのとき口にしてしまったのだった。

*   *   *   *   *   *

本心を話すことに何のためらいも無いが、それが野球以外のこととなると少しだけでもためらいが出る。真相を求める水原を前に、帯刀はどうしてこういうこととなると何も話せないのだろうと自分の不甲斐なさを呪った。

「私のことを聞かれたとたん、嫌そうな顔をしたじゃないですか」
「別にしてやいないさ」

雑誌の取材とあったが、どうやらテレビ番組の収録も兼ねていたようで、取材の様子が後日放送されてしまったのだ。夕方のニュース番組のスポーツコーナーの特番であったのだが、運悪くその部分だけを水原が見てしまい、自分のところで急に言葉が詰まってしまった帯刀の様子を不審に思ったのである。そして水原はその放送後、まさかそれを放送されているとは思ってもみなかった帯刀を寮の自室に呼び出し、ご丁寧に茶を出してはいるものの、責めるような態度で彼を迎えたのだった。
一度損ねられた機嫌はそう簡単に直るものではなく…。水原の自室へお邪魔してから約一時間、帯刀は正座をして、片身の狭い思いをしつつ水原の機嫌を直そうと、水原の一言一言に否定的な言葉で対応していた。

「どうして私のところであんなに言葉が詰まるんですか!他の方たちのときにはすぐに話していたのに!」
「だから、それはだな…」

ヒートアップした水原から逃げるように身体を縮こまらせながら、なんとか誤解を解こうと頭を高速回転させる。頭ではこれを言えばすべて丸く治まるという言葉が何行にも重ねられているのだが、それを口にするには帯刀はすこし堅物な人間だった。しかし言わなければ水原の機嫌が直ることも無く、更に自分の身の危険が無くなることも無い。
帯刀は意を決したように喉を一度、二度上下させて、詰め寄る水原の両肩を抱いて力ずくで自分の隣に座らせた。そして自分を睨みつけてくる水原の目を見据えて、神妙な顔つきで話を聞くように声を低くして黙らせる。

「俺が言葉に詰まったのは、その、投手としての水原じゃなく、その、なんだ…」

すんなりと話を進めない帯刀にやきもきした水原が話を割って抗議をしようとするが、帯刀はそれを許さず黙って聞け、と目だけで水原を抑圧する。

「投手としてじゃなくて、…その、こ、恋人、と、して、だな…言われたのかと思ったから…」

恋人として、とかろうじて音にする頃には帯刀はすっかり水原の目を見れずに顔を右にそらしていた。その後にも言葉を続けるつもりだったが、もう言葉が喉をついて出ない。言えなかった思いを吐き出した帯刀を水原はぼうっと見つめていたが、帯刀が怯えるようにちらりと目を向けると、水原は目が合ったとたんぱっと顔を明るくさせて、自分の肩を抱いたまま固まる帯刀に手加減も知らず抱きついた。不意を突かれて受身もとれず、帯刀の体が床に沈む。

「それならそうと早く言ってください!それなら仕方ありませんわ。帯刀さんは恥ずかしがりやですもの」
「は、はず…」

満面の笑みでごろごろと猫のように擦りついてくる水原を胸の上に乗せたまま、帯刀は意を決して胸のうちを打ち明けたことに安堵の息を漏らした。それと同時に、不意を突かれると弱い性格にも別の意味を持ったため息をついた。

それから一日中水原は帯刀から離れようとはせず、ずっと膝の上に居座られて足が痺れて適わなかったが、たった一日でも水原に独占されて、悪い気はしないと思わずにやけてしまうあたり、己も野球ばかりに固執しているのではない、ただの男なのだな、と苦笑せずにはいられないのだった。



end.
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大変長らくお待たせいたしました、キリ番26000を踏まれた華月 しのぶさまのリクエストで「帯水で、投手陣に関する取材を受けるが、水原のところで沈黙してしまい、そんな帯刀さんにやきもきする水原さん」でした。
無駄に長いし、ぐだぐだにもほどがあります…。沈黙していないし!投手陣についてはすべて私の見解なのですが、あまりにもキャラを濃く書きすぎてしまいました…。肝心なところが短いです…。自分の意見も取り入れたため、難産でした。でも、帯水は書く機会が少ないので、書いていて楽しかったです。帯水は、けっこうどちらも盲目であるとよいな!と思います。

書き直し受け付けます。華月 しのぶさまのみお持ち帰り、転載OKです!最後になりましたが、リクエストありがとうございました!



如何だったでしょうか?華月のハートを直撃なカップリングの上に、こうも素敵な作品を頂けて、華月はと~っても幸せ者です!
なにより、帯刀さんの胸でゴロゴロと甘える水原さんの姿が、容易に想像できるところは流石です♪
坂下さま!本当に素敵な作品をありがとうございました♪


2007-04-04 15:15  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

ひでちぃ〜

こんばんは~
9700のキリ番頂きましたぁ~
ヾ(@^▽^@)ノあはは
おいらもギャオテレビはたまに見てるよん!!
by ひでちぃ〜 (2007-04-11 22:58) 

華月しのぶ

ひでちぃ~さん、こんばんは(^^)
キリ番GET&ご報告、おめでとう&ありがとうございます♪
最近、マイ番をスルーされることが多いので、常連さんに踏んで頂けて良かったです(^0^)
GyaOに関しては華月も、気に入った番組がある時は凄く重宝しておりますv
それでは、また覗きに来て下さいね♪
by 華月しのぶ (2007-04-15 22:44) 

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